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3日目~ケネディ宇宙センター

3日目は「ケネディ宇宙センター」へ。

↓センター入り口。飛行士の人形とチケット販売ブース。
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向かう途中の道は湿地帯で、そこらじゅうでワニが日向ぼっこしている姿を見ることができました。また、スペースセンター直前にあるインディアン川は、川と海の境のためイルカをみることができました。なんて長閑なんだ。

センター内は、IMAXや小さな紹介場所がいくつか、スペースシャトル発射時の体験ができるアトラクション、そしてNASAの用意しているバスに乗って、シャトルの組み立てビルの前をとおり発射台近くの展望台を周り、発射時飛行士の家族が見守る観覧席を回る約3時間のツアーがメインとなります。

丁度今年は、アポロ13号から40年目ということで
そのときの宇宙船や、アポロ13号のエマージェンシーブックなどの展示場所もありました。

↓いづれ、「オリオン計画」で、月はもう行ったから次は火星へ行こうを目的に。
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↓そのときには、こんな宇宙船で帰ってきますよ。という模型。
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↓メイン展示場。
通常、シャトルは発射していきながら各パーツを切り離していくため
完全なシャトルは残っていないが、発射しなかった完璧な形のシャトル1機が飾ってある。

そのシャトルの両脇に、今まで発射していった各シャトルのエンブレムが飾ってある。
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エンブレムには、飛行士の名前が記載されているものもある。
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↓シャトルが左下にチラッと写ってます
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↓説明板とか
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↓一番手前の三角形は確か8番目。芸術ですなぁ。
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↓エンジンのモーターが5機ついてるのは珍しいそう。通常は3機だそうです。
ちゃんとメンテナンスすれば飛ぶはずのロケットだったのです。
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↓当時、車会社は高級車を飛行士へ一月1ドルで貸した。
結果、飛行士が乗る車=高印象 →たくさん売れた らしいです。
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↓アメリカのナンバープレートは各州の名産が描かれます。
ここフロリダは「オレンジ」が通常描かれるのですが、そういうプレートの他に
寄付を目的としたプレートが多種あります。
ちなみにこのプレートは、飛行に際し亡くなった家族への寄付となるそうです。
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発射時体験は面白くて、発射時の揺れも面白いのですが、
感心したのは燃料タンクを切り離して行き宇宙へ到達、最後にメインタンクを切り離すときには、
上下さかさまになってから切り離すという仕組みがとても分かりやすく、
そこから見る地球がまた良い雰囲気を醸し出していてよかったです。

スペースシャトルは現在3機が現役で交互に使用されていましたが、
オバマ政権での計画中止発表とともに、すでに1機最後の飛行を終え、
残すところあと2回の発射のみとなりました。

ラッキーなことに、11月上旬に最後の発射予定だった「ディスカバリー」が、
発射延期のため発射台に備え付けられているところを見ることができました。
また、普段見ることのできないシャトル運搬機を間近で見ることができました。

↓左遠くに見える建物が組み立てビル。世界2位の容積をもつ。
そこから、キャタピラタイヤの運搬機(左下の台みたいなもの)に乗っけて発射台まで運ぶ。
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↓左の建物が組み立てビル。右の棒は、運ぶ際のシャトルの支え棒。
そして手前が運搬機。実際には、運搬機の上に台を載せてその上にシャトルを乗せるそうです。
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↓そして向かう先は発射台。右の山っぽいところ。
発射台はいくつもあり、シャトル用は2機。うち1機は次世代用に改造ずみ。
また、そのほかの発射台は無人用で頻繁に打ち上げてるそうです。
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↓発射台に向かう手前にある電子看板
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↓シャトルと燃料タンク(メインはオレンジ)が見えます。
今では、サブの燃料タンク2機は白色、メインはオレンジ色ですが、
初期はメインも白色でした。これはタンクを白色に塗っていたためで
そのために、300キロも重くなっていたとのこと。
不要のため、現在のオレンジ(できたままの色)のままだそうです。
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↓こっちが次世代用発射台
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↓シャトルを挟んで右と左にある白い半円の建物に、それぞれ冷たい2種類の燃料が入っている。
これらが合わさって発射時のエネルギーとなります
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↓発射台近くの展望台にある説明看板
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↓看板その2
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↓バスの中から運搬機を激写。こんなに間近で見られるのは珍しいそうな
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ちなみに、スペースシャトルでは地球の重力を振り切ることはできません。
今話題のはやぶさといい、月等重力を振り切るためには
もっとパワーのいるロケットじゃないと行けないそうです。

ぜひここは、ツアーなどを利用して説明してもらいながら回ったほうが
理解も深まるとともに楽しいと思います。
遊び場がたくさんあるオーランドですが、是非ここにも足を運んで見ることを強くお勧めします。

あと2回の発射が終わってしまえば、当分イベントも無いため
周囲の観光産業は廃れるばかり。すでに現在進行形とのこと。
無人の発射はいくつもありますが、それでは人は集まらないそうです。
なかなか難しい問題です。

11月8日現在、シャトルの発射は11月30日を予定しているそうです。
ディスカバリーは飛行38回目で最後の飛行となります。
無事発射して帰ってきて欲しいですね。

↓お土産の一つ。今度の発射についての公式プログラムです。
冊子の一番上に「Final Flight of Space Shuttle Discovery」ということで
大々的に最後をアピールしています。
これでもっと今後も飛ばすよ!な展開になったら、残り1機を使いまわすのか?
それとも前言撤回するのか。ある意味wktkしてしまいます。

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ディズニーから片道約2時間。
17時にホテルへ戻ったのでした。